ケンタッキー州の牧場見学第3弾ということで、今回はジョナベルファーム(Jonabell Farm)の様子を紹介したいと思います。
先回紹介したウインスターファームの見学の様子はこちらから
essentialquality.hatenablog.com
目次
ジョナベルファームとは
キーンランド競馬場から南方向に車で10分程度のところにあり、ドバイ首長国シェイクモハメド殿下の競走馬管理団体であるゴドルフィングループの種牡馬繋養牧場です。牧場の設立は1946年ですが、ゴドルフィンの所有が始まったのは2001年から。過去にはアメリカ3冠馬であるアファームドや日本の競馬でもなじみのあるヘニーヒューズも繋養。
牧場見学予約方法
先回の記事でも書きましたが、見学には事前予約が必要で、下記サイト(VISIT HORSE COUNTRY)の"BOOK YOUR TOUR"の"TOURS BY MEMBER"から予約を行います(料金はサービス料込みで$34.5)
見学ツアーの様子
牧場の正門に到着し、予約を確認してもらった後、牧場事務所に向かうように指示される(その時開始時間になりスタッフが来るまで車の中で待つように言われます…結構珍しい)。開始時間の10時にスタッフが到着し、駐車場からツアー開始。
まずはじめに牧場の概要の説明を受けた後、牧場事務所に移動し繋養されている種牡馬の説明を受け、ゴドルフィン所有の競走馬が優勝したレースのトロフィーなどを見学。
ここで今回お目当てのエッセンシャルクオリティ(Essential Quality)のゼッケンやトロフィーが展示されている…
このブログを”EssentialQualityの日記”の名前でやらさせていただいていますが、アメリカでの単身生活が始まり、この馬強いなと初めて思わせた競走馬がEssential Qualityでした。競走馬としてのキャリアは短く3歳の秋で引退…10戦8勝(G1:4勝、G2:2勝)。残念ながらケンタッキーダービー(この時のダービーはいろいろと曰く付き)は勝てませんでしたが、3冠最期のベルモントステークスを勝利した時は本当に感動したのを思い出します。
この後、放牧されている種牡馬を見学。
放牧場に到着するとガイドの方から1頭1頭の種牡馬について説明を受けます。
まずはエッセンシャルクオリティから
馬場の中央にいるので遠い…。牧草を食べるのに集中しているのか、残念ながらこちらに来てくれることはなかった。遠くからでもエッセンシャルクオリティを見ることが出来たのは感謝…。
この馬の現役時代めちゃくちゃ直線で切れるといったイメージはなかったが、無尽蔵のスタミナが強みだったイメージ。ガイドの説明もこの馬のスタミナを強調していた。
ストリートセンス(G1:3勝 BCジュヴェナイル、ケンタッキーダービー、トラヴァーズS)
ハードスパン(G1:1勝 キングスビショップS)
次は種牡馬厩舎に移動。
最後にもう一度エッセンシャルクオリティを見つつ次に移動していたところ、なんとこちらに近づい来る…。
ほんの1~2分でしたが間近でエッセンシャルクオリティを見ることが出来ました(馬に思いが伝わったのかな…)。マジ感動…。
種牡馬厩舎
エッセンシャルクオリティのプレート
日本の競馬ファンにはこちらの馬のほうが有名でしょうか
メダグリアドーロ(G1:3勝 トラヴァーズS、ホイットニーH、ドンH)
多分、今回のツアーのメインはこの馬。2023年の種付け料は$100,000
この後、別の放牧場に移動しさらに見学。
スピーカーズコーナー(G1 1勝 カーターH)
この馬がカーターHに勝利した時のインパクトは凄かった。
フロステッド(G1:3勝 ウッドメモリアルS、メトロポリタンH、ホイットニーS)
種牡馬見学は以上で、この後種付け場と過去繋養されていた馬の銅像を見てツアー終了。
その他牧場の風景
以上がジョナベルファームの種牡馬見学ツアーの様子でした。
P.S.
今回は何と言ってもエッセンシャルクオリティ。帰り際に近づいて来てくれた事、本当に感動でした…。この馬の産駒が一頭でも多く活躍してくれることを望みます。