【サンタアニタ競馬場】2023ブリーダーズカップの現地レポート(11/4)

昨年のキーンランド開催に引き続き、今年もサンタアニタ競馬場で行われたブリーダーズカップを観戦したので、当日の状況を紹介したいと思います。

 

2022年キーンランド開催のブリーダーズカップの様子はこちらから

essentialquality.hatenablog.com

 

目次

サンタアニタ競馬場へのアクセス

サンタアニタ競馬場へはロサンゼルスの地下鉄(METRO A Line)で行くことが出来ます(乗車時間はダウンタウンからは1時間弱)。駅から競馬場へは1.5kmくらいと近いので徒歩で行くことが出来ます。

 

ブリーダーズカップ当日は、Arcadia駅と競馬場間に無料のシャトルバスが出ています。

 

ブリーダーズカップ(11/4)の入場料

入場料は$75です(昨年のキーンランド開催は$125だったのでだいぶ安い)。私は指定席を購入しませんでしたが、最安の席で$60。それでも日本の競馬場に比べると高いですね…。

 

競馬場内の様子

第1レース直前の様子、朝から人も多くかなり盛り上がっています。

 

お酒を売っているブースも多くあります。今日は車の運転が無いので、好きなだけ飲めました…。

 

パドックの様子

有名な馬を中心に写真を撮ってみました(スマホレベルですが…)。パドックは日本と違い1周しか歩きませんので、撮りミスると終わりです…。

 

3R : BC DIRT MILE(GⅠ)

CODY'S WISH *昨年もダートマイルに勝利

 

4R : BC FILLY & MARE TURF(GⅠ)

WIN MARILYN ※日本からの参戦

 

5R : BC FILLY & MARE SPRINT(GⅠ)

GOODNIGHT OLIVE ※昨年もフィリーアンドメアスプリントに勝利


 MEIKEI YELL ※日本からの参戦(本当はターフスプリントを使って欲しかった…)

 

6R : BC MILE(GⅠ)

WIN CARNELIAN ※日本からの参戦

 

SONGLINE ※日本からの参戦、実績的にも勝って欲しかった…

 

7R : BC DISTAFF(GⅠ)

IDIOMATIC ※今年勝ちまくっている新星

 

SEARCH RESULTS ※G1馬。レース後キーンランドの11月セールで吉田勝己さんに$3,600,000で購入されました

 

CLAIRIERE ※私の一番好きな馬、昨年のディスタフでもこの馬から馬券買って残念な結果に…。このレースで引退となりました

 

8R : BC TURF(GⅠ)

SHAHRYAR ※日本からの参戦、2021年の日本ダービー馬ですね

 

AUGUSTE RODIN ※ディープインパクト産駒で英ダービー、愛ダービーに勝利

 

9R : BC CLASSIC(GⅠ)

WHITE ABARRIO ※今年ついに覚醒、昨年のダービーは本命だったのですが…

 

DERMA SOTOGAKE ※日本からの参戦、惜しかった…

 

USHBA TESORO ※日本からの参戦、ドバイは頑張りました

 

ARABIAN KNIGHT ※オークロンパークのGⅢ勝った時は衝撃を受けました。今年のダービーに出走して欲しかったのですが…。


PROXY ※大好きな馬で、何度も目の前で見ています。ただ馬券の相性が最悪な馬…

 

10R : TURF SPRINT(GⅠ)

JASPER KRONE ※日本からの参戦、さすがの森厩舎ですね

 

11R : BC SPRINT(GⅠ)

ELITE POWER ※現役米国最強のダート短距離馬

 

その他の風景

BCディスタフのスタート

 

BCターフのダウンヒルからダートコースを横切ったところ

 

スタンドからの風景


座席は木製です

 

スタンドもかなり年季が入っています

 

BCスプリント直線

 

以上が2023年ブリーダーズカップの当日の様子でした。

今年は日本からの参戦馬が多かったので観戦のしがいがありました。1頭でも勝って欲しかったところですが、結果は残念…。2024年も同じ西海岸カリフォルニア州のデルマー競馬場での開催です。多くの日本からの参戦も予想されますので、来年に楽しみをとっておくことにしましょう…。

 

 

【LIFE IS GOOD】ウインスターファームの見学

ケンタッキー州の牧場見学第2弾ということで、今回はウインスターファーム(Winstar Farm)の様子を紹介したいと思います。

 

先回紹介したスペンドスリフトファームの見学の様子はこちらから

 

目次

 

ウインスターファームとは

キーンランド競馬場の北西に位置した、2000年に設立された比較的新しい牧場です。設立者のトラウトにより400エーカーの牧場を買い取る形で開業し、種牡馬の繋養と幼駒の生産、育成を行っています。過去には種牡馬としてパイオニアオブザナイル、サマーバードなどを繋養し、主な生産馬としてはスーパーセイバーが2010年のケンタッキーダービーを優勝。現在は2700エーカーまで規模を拡大しています。

 

牧場見学方法

先回の記事でも書きましたが、見学には事前予約が必要で、下記サイト(VISIT HORSE COUNTRY)の"BOOK YOUR TOUR""TOURS BY MEMBER"から予約を行います(料金はサービス料込みで$23)。Private Tourもあり、数百ドルの支払いで個人での見学も受け付けています。

 

牧場事務所(種牡馬見学ツアーの集合場所)にたどり着くまで

このウインスターファームは2700エーカーという広大な面積を持つ牧場であり、あらゆるところに入り口があります。間違って入ってしまうと、集合場所の牧場事務所にたどり着くことが出来ません。かくゆう私も間違った入り口から入ってしまい、競走馬の育成場(トレーニング場)らしきところに侵入。そこで正しい入り口の行き方を教えてもらい、見学開始時間の3分前に何とかたどり着くことが出来ました。私以外のも間違えた人がおり、少し遅れて到着されていました。

 

Google MapでWinstar Farmと検索すると下記の赤いポイントが指示されます

 

種牡馬見学ツアーの集合場所はグレーのWinstar Breeding shed農場です

 

正門となるWinstar Farm-Horse Country Toursを目指して行けば間違えません

(住所:2605 Paynes Mill Rd, Versailles, KY 40383)

ちゃんと予約確認で受け取ったE:mailを読んでいれば間違えないです…

 

こちらが正門です。門の建屋に受付のスタッフが居ますので、名前を言うと門を開けて中に通してくれます。その際、道を進み丘の上の事務所に行くことを告げられます。

 

事務所の建屋

 

建屋内でツアー開始を待ちます。屋内にはゼッケン、優勝トロフィーが展示されています。

こちらはLIFE IS GOODのトロフィー(BCダートマイル、ホイットニーS)

 

ツアーの様子

ツアーはお決まりの牧場紹介動画からスタートです

 

ガイドの方から説明を受けた後中に通されて、いきなりライフイズグッド(G1:4勝)と対面

2022年キーンランド競馬場でのブリーダーズカップで見たとき以来です。

 

何と、このライフイズグッドに触らせていただくことができました(マジ感動…)

気性が落ち着きのある馬なのでしょうか、参加者が触れて写真を撮っても全く動じる素振りを見せることはありませんでした。

 

種牡馬を間近でみられたのはこのライフイズグッドのみで、その他の種牡馬は厩舎の扉から顔を覗かせたところを見せていただきました。

 

ガイドの方からすべての馬の競走実績、種牡馬実績、特徴などを説明していただけます

 

以下、一部を紹介いたします。

スパイツタウン(G1:1勝 BCスプリント)

この馬は少しイライラしている様子でずっと舌を出していました

 

ティズナウ(G1:4勝 BCクラシック2勝、サンタアニタH、スーパーダービー)

ティズナウが勝った時のスーパーダービーは当時G1。その後降格から休止に至ったレースですが、2023年に同じルイジアナダウンズ競馬場でリステッド競走として復活しています。あのサンデーサイレンスの勝ったレースでもあります。

インプロバブル(G1:2勝 オーサムアゲインS、キャッシュコールフューチュリティ)

 

コンスティテューション(G1:2勝 ドンH、フロリダダービー)

ドンHは一時期世界最高賞金のレースとして有名になったペガサスWCとしてリニューアルされているレースです(今は違います)。

 

グローバルキャンペーン(G1:1勝 ウッドワードハンデキャップ)

 

途中で種牡馬厩舎から種付け場へ移動します

 

ここで種付けの説明を受けます

床は馬がケガをしないように柔らかい繊維素材になっていました

 

再び種牡馬厩舎に戻ります

顔は出してくれませんでしたがヨシダ(G1:2勝 ターフクラシックS、ウッドワードS)です。生産は日本のノーザンファームでハーツクライ産駒です。

ガイドの方もやはり父父のサンデーサイレンスについてもふれており、日本の競馬の大きな変革をもたらしたようなことを言っていました(多分…)。

 

カントリーグラマー(G1:2勝 ドバイWC、ハリウッドゴールドカップ)

このカントリーグラマーは直近まで走っていました。日本馬ウシュバテソーロの勝ったドバイWCでは1番人気だった記憶もありますが…。

 

以上がウインスターファームの牧場見学の様子でした。

 

P.S.

このツアーの目的は種牡馬見学だった為、集合した事務所、同じ建屋内の種牡馬厩舎、種付け場だけでこの広大な牧場をほとんど歩くことなく終わってしまいました。

 

種牡馬見学以外のツアーも行っている様なので、そちらに参加すればもっと牧場の様子を見ることが出来るかもしれません。そう言う意味では最初に間違えて入ってしまったトレーニング場を少し見れたのは良かったのかも…。

 

牧場の風景写真

 

【イントゥミスチーフ】スペンドスリフトファームの見学

ケンタッキー州レキシントンにあるスペンドスリフトファーム(Spendthrift Farm)を見学したので、その様子を紹介したいと思います。

 

ケンタッキー州はアメリカ競馬の聖地で、レキシントンの街にはキーンランド競馬場を中心に数多くのサラブレッド生産牧場があり、アメリカで生産されている競走馬の約半数はケンタッキー州で生まれています。9月にはアメリカ最大のサラブレッド(1歳馬)セリ市であるセプテンバーイヤーリングセールがキーンランド競馬場で行われます。

 

セプテンバーイヤリングセールを紹介した過去の記事はこちらから

essentialquality.hatenablog.com

 

目次

 

スペンドスリフトファームとは

レキシントンの東側に位置しており、キーンランド競馬場から車で20分程度のところにあります。開場は1937年で、過去にはナシュア、レイズアネイティヴ、シアトルスルー等の名種牡馬を繋養しており、1984年にはエリザベス女王も訪れたこともある名門牧場です。その後、経営が傾き規模を縮小していきましたが、近年イントゥミスチーフの種牡馬としての成功があり、再度規模拡大がされています。

 

牧場見学予約方法

見学には事前予約が必要で、下記サイト(VISIT HORSE COUNTRY)の"BOOK YOUR TOUR""TOURS BY MEMBER"から予約を行います(サービス料込みで$34.5)。visithorsecountry.com

 

※このサイトはキーンランド競馬場のH/Pにリンクがあります

私が見つけた牧場見学予約サイトは今のところココだけで、他にも無いか探しています…

 

牧場見学の様子

正門を入って一本道を進むと、牧場事務所が見えてきます。事務所に入り、スタッフの方に予約を確認してもらい、見学開始時間まで待ちます。

 

事務所には重賞競走の優勝トロフィーが飾られています。

写真のトロフィーはAuthenticの146回ケンタッキーダービーの優勝の時のもの

 

名牝BEHOLDER(G1:11勝)のゼッケン

 

時間になるとツアーの開始。まずは事務所内のTHE 1937 ROOMで牧場の歴史をまとめた動画を見ます。

 

動画視聴後、種牡馬厩舎に移動(今回の見学ツアーは種牡馬見学が目的)

 

木に囲まれた牧場は美しい…

 

種牡馬厩舎が見えてきました

 

いきなりお出迎えしてくれたのがイントゥミスチーフ(写真右)。写真左はマイル以下の距離で活躍したジャッキーズウォリアー

 

イントゥミスチーフ(G1:1勝 キャッシュコールフューチュリティ)

イントゥミスチーフは現役時代よりも種牡馬になってから本領発揮した馬で、オーセンティック、ライフイズグッドなどG1馬17頭の父親です。2023年の種付料は$250,000と破格で、今年で18歳になります。

 


次は種牡馬展示

 

マキシマムミスチーフ(G2:1勝 レムゼンS)

 

オーセンティック(G1:3勝 ケンタッキーダービー、BCクラシック、ハスケルS)

 

サイバーナイフ(G1:2勝 アーカンソーダービー、ハスケルS)

アーカンソーダービーはオークロンパーク競馬場で現地観戦してました…

 

ヤウポン(G1:1勝 フォアゴーS)

勝ったフォアゴーSはこのヤウポンが最後の直線で隣の馬に嚙みつきに行った有名なレース。ネットで観戦していましたが、衝撃的だったのを思い出します…

 

種牡馬展示されたのは以上の馬たちです。

 

その他の種牡馬は厩舎の中をのぞく形で見学しました。下記写真は一例ですが、基本所属するすべての種牡馬の様子を見ることが出来ます(その日の馬の体調次第で)。

 

モードニゴール(G1:1勝 ベルモントS)

 

オマハビーチ(G1:3勝 アーカンソーダービー、マリブS、サンタアニタスプリントCS)

 

シアトルスルー(アメリカ3冠などG1:8勝)のプレートも残されていました

 

こちらはナシュアの銅像

 

以上がスペンドスリフトファームの牧場見学の様子でした。

 

P.S.

競馬マニアの方にしか分からないかも知れませんが、大種牡馬イントゥミスチーフが間近で見られたのが私にとって貴重な体験となりました。日本の競馬でも何頭かイントゥミスチーフ産駒が走っていますが、いつか活躍馬が出ることを期待しています。

 



朝靄に浮かぶケンタッキーダウンズ競馬場

朝靄の中にある幻想的なケンタッキーダウンズ競馬場の風景が見られたので、写真を投稿したいと思います。

 

ケンタッキーダウンズ競馬場の過去の記事はこちらから

essentialquality.hatenablog.com

 

※ケンタッキーダウンズ競馬場はルイビルにあるダービーで有名なチャーチルダウンズ競馬場ではありません。

チャーチルダウンズ競馬場の記事も過去投稿しているので、もしよければご覧ください。

essentialquality.hatenablog.com

 

 

ここからが本題

インターステートI65をルイビル方面に北進すると、テネシー州からケンタッキー州に入ったちょうど州境のところにWelcome Center KentuckyというRest Area(日本で言うパーキングエリア)があります。このRest Areaはケンタッキーダウンズ競馬場の隣にあり、ほんの一部ですが敷地から競馬場を望むことが出来ます。

 

10月になり早朝は気温が10℃を下回るようになり、早朝、靄が発生する日も多くなってきました。秋の風物詩であるすすきとのコラボレーションが最高に美しい風景を作り上げていました。

 

パトロールタワーとラチがここが競馬場であることを物語っています。

 

この写真は単なるすすきの草原…

 

3コーナー付近、この辺は靄がかかっていません…

 

3コーナー付近からバックストレッチを見た景色…

 

この競馬場の特徴として、バックストレッチが途中で湾曲しているのですが、この写真からそれが分かりますでしょうか?

 

Rest Areaと競馬場の敷地は柵で仕切られており、残念ながら競馬場の敷地へ入ることは出来ません。

 

先回の記事でも紹介しましたが、競馬場とカジノは同じ敷地内に併設されているので、競馬開催日で無くてもそちらから敷地に入ることは出来ます。

 

周りも寒くなり木々も色付き美しい季節になってきました。

良い風景に出会えるの季節なので、ドライブしていても本当に心が癒されます。

清牌豬粉を使った簡単料理

インターナショナルマーケットで清牌豬粉というおいしそうな?あやしい粉を見つけたので購入してみました。価格は$3.99です。販売元は中国メーカーですが、生産はタイでした。

 

開封するとこんな感じ。プラスチックの折りたたみスプーンも入っています。

そのまま舐めてみると創味シャンタンの粉末バージョン?って感じがします。お湯にといて飲んでみると、ヒガシマルのうどんスープにそっくり。かなりおいしい…。

 

以下、3つの簡単な料理に使ってみたので、紹介したいと思います。

清牌豬粉のにんにくチャーハン

準備した材料

①にんにく…6片(休み前なので多めに入れます)

②卵…1個

③ごはん…1合

④清牌豬粉…小さじ1

⑤その他調味料(味の素、黒コショウ、油)

 

作り方

①少し多めの油でにんにくを色がつく直前まで加熱する

②とき卵とごはんを入れて炒める

③ある程度火が通ったところで、味の素、黒コショウ少々と清牌豬粉小さじ1を加える(清牌豬粉を入れると豚肉の香りがほんのりと広がります)。

④よく混ぜ合わせ、火が通ったら完成

 

試食

小さじ1でしたが、かなりしっかりと味がつきます。一般的に良く使う鶏ガラスープの素のチャーハンより断然おいしく感じます。今回冷蔵庫に無かったので肉類、ネギは入れれませんでしたが、あればかなりおいしいレベルになりますね。

(下は我が家で使っている李錦記の鶏がらスープの素)

 

清牌豬粉フレーバーの揚げないフレンチフライ

準備した食材

①冷凍ポテト…適量(一人前くらい)

②サラダ油…適量

③清牌豬粉…小さじ1/2

④粉末パセリ

 

作り方

①冷凍ポテトを電子レンジで3分加熱

②フライパンでサラダ油を加熱し温まったポテトを入れる

③こんがり色がつくまで炒め、清牌豬粉…小さじ1/2を加える

④清牌豬粉を全体にいきわたらせ、火が十分通ったら、パセリをふりかけて完成

 

今回もビールと一緒にいただきました

 

試食

おいしいがそこまでのインパクトは無く、リピートはないかなと言った感じ…。味は小さじ1/2でも十分ついていました。

 

清牌豬粉の素うどん

上にも書きましたが、清牌豬粉をお湯にとくとヒガシマルの粉末つゆの素にそっくりになるということで、ほぼ具材無しの素うどんにしてみました。

ヒガシマルのスープはこちら(超メジャーな粉末つゆの素です)

 

準備した材料

①乾麺タイプのうどん…1束(100g)

②薬味(乾燥ねぎ、七味唐辛子)

③清豬豬粉…小さじ1

 

作り方

①乾麵うどんをゆでる

②並行してうどんスープを作る(水1カップを沸かし、清牌豬粉小さじ1を入れる)

③乾麵うどんの芯が少し残る程度までゆでて、スープに入れて好みに硬さまでさらにゆでる

④薬味をふりかけて完成

 

試食

ヒガシマルのスープにかなり近い味に仕上がりおいしいです。ちょっと何かは足りない感じもしますが、再現レベル9割と言ったところですね…。日本から持ってきたヒガシマルのスープがあと1袋で無くなってしまうので、日本に帰えるまでは清牌猪粉で代用していけそうです。

 

P.S.

ヒガシマル醤油のH/Pを見るとスープの素を使った様々な料理のレシピが紹介されています。パスタなどにも使えるみたいなので、清牌豬粉で代用して試してみたいと思います。ちなみに清牌牛粉という商品もあるみたいです。

 

ヒガシマル醤油のH/Pはこちら

higashimaru.co.jp

 

子供のころからこのスープの素よく食べていますが、この味本当に好きです…。

(James E. Pepper Distillery)ジェームズEペッパー蒸留所【バーボントレイル#3】

今回はケンタッキー州レキシントンにあるジェームズEペッパー蒸留所を見学ツアーの様子を紹介したいと思います。

 

目次

 

ジェームズEペッパー蒸留所について

1780年にペッパー家によって設立された蒸留所になります。このペッパー家ですが、2つの蒸留所を設立したのですが、その1つがWoodford Reserve蒸留所で、2つ目がColman James E. Pepper (1850-1906)によって設立されたジェームズEペッパー蒸留所です。この蒸留所ですが、1967年に一度操業を停止してしまいます。理由はウイスキーが冬の時代に入り、経営が厳しくなったようです。その後50年操業を停止していましたが、廃墟と化してしまった建屋を修繕し、2017年に創業当時に取得したDSP-KY-5(ケンタッキー州の蒸留所のナンバー)のまま蒸留を再開しています。

 

ジェームズEペッパー蒸留所のロケーション(Google Mapより)

 

東京ウイスキー&スピリッツコンペティション-TWSC2023

まずこのジェームズEペッパー蒸留所ですが、東京ウイスキー&スピリッツコンペティション-TWSC2023の洋酒部門においてJames E. Pepper 1776 Straight Bourbon最高金賞を獲得しています。2023の最高金賞は、ウイスキーで39銘柄のみが受賞しているのですが、特にバーボンウイスキーとしてはボトラーズの商品を除き唯一の受賞となっています。その他、世界各国で行われるコンペティションにおいても数々の受賞歴がある蒸留所でもあります。

 

東京ウイスキー&スピリッツコンペティションのH/P

tokyowhiskyspiritscompetition.jp

 

蒸留所見学ツアーの様子

蒸留所のツアーは所要時間約1時間で月曜日以外毎日行われており、ジェームズEペッパー蒸留所のH/Pから予約出来ます(料金は$21.2+税)

 

ビデオと展示物から蒸留所の歴史を学ぶところからスタートです。

 

次にバーボンウイスキーについてと蒸留所で使っている材料について説明を受けます。1776 Straight Bourbonのマッシュビルはコーン60%、ライ麦36%、大麦麦芽4%です。(説明ではコーン70%、ライ麦18%と言っていたような気がしましたが、推測するにWoodford Reserveのことだと思われます…英語力が低く情けない…)

 

材料の粉砕工程の横には出荷されるウイスキーが置かれていました。

 

次は糖化工程と発酵工程です。

 

この蒸留所では1ロット(1日)が発酵槽1杯分になります。

 

発酵が進むにつれてアルコール度数が変化することを説明しています。

 

次は蒸留工程です

ポッドスチルと連続式蒸留器があります(稼働中の状態が見れました)。

 

ここで蒸留直後(樽詰め前)のニューポットをいただきました。

 

次に4年熟成したウイスキーを樽から出した直後のカスクストレングスをいただきました

 

さまざまなロットの樽が置かれています。

 

最後に試飲タイムです。バーボン(シングルバレル)ライウイスキーを試飲させていただきました。

 

チョコレートもいただけます。チョコレートとウイスキーは本当に相性が良いですね。

 

このシングルバレルはキャラメルとバニラの香りを強く感じられました。

 

ウォーターサーバーも自由に使えます

 

これでツアー終了になります。ツアー後はウイスキーを購入したり、更なる追加試飲も行えます

 

私も東京ウイスキー&スピリッツコンペティション-TWSC2023で最高金賞を受賞したJames E. Pepper 1776 Straight Bourbon1776 RYEを購入してみました。

 

以上がツアーの様子です。

ここのツアーは試飲を無料で配られるショットグラスを使って行います。このスタイルをとっている見学ツアーは初めてだったので、かなり斬新に思いました。大体蒸留所の名前の入ったショットグラスは$7-8はするので、$21.2のツアーでショットグラスをいただけるのはかなりお得に感じます。

 

P.S.

廃墟だった蒸留所を再築し、世界中のコンペティションで数多くの受賞をするまでに育て上げた関係者は本当に努力されたのだと思います。また訪れたいと思えた蒸留所でした。

 

2023 キーンランドセプテンバーセール(September Yearling Sale)

キーンランド競馬場で行われるセプテンバーイヤーリングセールに行ってみましたので、その様子を書きたいと思います。

 

過去投稿させていただいたキーンランド競馬場に関する記事はこちら

essentialquality.hatenablog.com

 

 

目次

 

セプテンバーイヤーリングセールとは

毎年9月にキーンランド競馬場で行われている1歳馬のセリ市です(2023年は9/11~9/23の12日間(9/15は休み)に開催)。全米1の規模を誇る1歳馬限定のセリ市ですが、約4000頭もの馬が上場し、特に初日のBook1は良血馬がラインナップされます。このセリ市の出身馬の活躍は知られており、世界各国のバイヤーが注目し、2023年も日本人関係者による購入もされています。

 

セール見学ツアー

私はしがないサラリーマンなので、バイヤーの立場での参加は出来ません。キーンランド競馬場のサイトからセールのツアーが出来ることを見つけたので、そこから予約し、参加してみました(ツアー料金は1時間半で$35+税)。毎年9月と11月にセールを行っていますが、9月は1歳馬11月は繁殖牝馬です。

キーンランド競馬場の行っているツアーにはセール見学ツアー以外にも、バックグラウンド見学ツアー、オーナー体験ツアーなど、様々行われているようです。

 

キーンランド競馬場のH/P

www.keeneland.com

競馬場のH/Pからは各種ツアー以外に、競馬開催日の入場券、指定席の購入も行えます。

ツアー当日の様子

ツアーは朝9時から開始されます。15分前までにWelcome Center(メインスランドの一番西側)と呼ばれる事務所まで行き、チェックインを行います。駐車場はG1開催日でも無いので、そこまで混雑しておらず、好きなところに駐車出来ます。

 9時からツアー開始ですが、前後で他のツアーも行っているので、間違えて付いていかないようにしなければなりません。私(他の米人参加者も)は初め他のツアーに混じってしまっていました。

 

まず初めにキーンランド競馬場の解説ビデオを見ます。

 

次に普段立ち入れないクラブハウスの見学になります

 

スタンド4Fからの眺め

 

 ウイナーズサークルから朝の調教の様子も見学します。

 

調教は毎朝5~10時に行われています。10月からのキーンランドフォールミートに出走する馬でしょうか?

 

ツアーではマニアックな話から馬券の買い方、競馬新聞の読み方など基本的な競馬の説明も行われます。セールツアーに参加する人なんか、競馬マニアくらいしかいないと思ったら意外とそうでは無く、一番距離の長いレースは?など競馬初心者的な質問もされていました。ガイダンスはすべて英語です。私は英語は苦手ですが、一応競馬の知識だけはある程度あるので、大体何を説明しているかは分かりました。

 

閑散とした早朝の競馬場の風景は美しい

 

来賓室

 

ここまでで約1時間15分が経過(ツアー予定は1時間半ですが…)、ここから主目的のセールの見学に移動です。途中、競馬開催時には無かったコンテナを見つけたのですが、これは関係者の簡易ミーティングルームだそうです。

 

厩舎の様子。セールに上場される馬は2日間ここに滞在するようです。

 

バイヤーはここで購入予定馬の事前確認も行えます

 

セリ前の下見所

 

セリ直前の馬

 

セリ会場

 

当日は5日目だったので、そこまで人は多く無かった感じでしょうか?

 

レストランもあり食事も行えます。バイヤー、関係者では無くても利用できます。

セリ市会場でツアーは終了となります。この後は自由に見学してくださいとのことでした。

 

以上が2023年のキーンランドセプテンバーイヤーリングセールの様子でした。厩舎だけでなく今まで入った事の無かったクラブハウスにも立ち入れたので、良い経験が出来ました。ただ、セリ会場には特にセキュリティーゲートなどは無かったので、関係者では無くても普通に中に入れそうです(それこそ関係者出はないマニア以外は来ることは無いでしょうが…)

 

P.S.

上場馬の馬番号、血統、近親馬の情報が書かれているハンドブックです(貰って良いとのことでしたので、記念にいただいてきました)。ただセールのサイトからは簡単に上場馬の情報が得ることが出来ます。

血統表を見ていると、直近のアメリカでの血統と種牡馬のトレンドが分かって飽きないですね…。