【LIFE IS GOOD】ウインスターファームの見学

ケンタッキー州の牧場見学第2弾ということで、今回はウインスターファーム(Winstar Farm)の様子を紹介したいと思います。

 

先回紹介したスペンドスリフトファームの見学の様子はこちらから

 

目次

 

ウインスターファームとは

キーンランド競馬場の北西に位置した、2000年に設立された比較的新しい牧場です。設立者のトラウトにより400エーカーの牧場を買い取る形で開業し、種牡馬の繋養と幼駒の生産、育成を行っています。過去には種牡馬としてパイオニアオブザナイル、サマーバードなどを繋養し、主な生産馬としてはスーパーセイバーが2010年のケンタッキーダービーを優勝。現在は2700エーカーまで規模を拡大しています。

 

牧場見学方法

先回の記事でも書きましたが、見学には事前予約が必要で、下記サイト(VISIT HORSE COUNTRY)の"BOOK YOUR TOUR""TOURS BY MEMBER"から予約を行います(料金はサービス料込みで$23)。Private Tourもあり、数百ドルの支払いで個人での見学も受け付けています。

 

牧場事務所(種牡馬見学ツアーの集合場所)にたどり着くまで

このウインスターファームは2700エーカーという広大な面積を持つ牧場であり、あらゆるところに入り口があります。間違って入ってしまうと、集合場所の牧場事務所にたどり着くことが出来ません。かくゆう私も間違った入り口から入ってしまい、競走馬の育成場(トレーニング場)らしきところに侵入。そこで正しい入り口の行き方を教えてもらい、見学開始時間の3分前に何とかたどり着くことが出来ました。私以外のも間違えた人がおり、少し遅れて到着されていました。

 

Google MapでWinstar Farmと検索すると下記の赤いポイントが指示されます

 

種牡馬見学ツアーの集合場所はグレーのWinstar Breeding shed農場です

 

正門となるWinstar Farm-Horse Country Toursを目指して行けば間違えません

(住所:2605 Paynes Mill Rd, Versailles, KY 40383)

ちゃんと予約確認で受け取ったE:mailを読んでいれば間違えないです…

 

こちらが正門です。門の建屋に受付のスタッフが居ますので、名前を言うと門を開けて中に通してくれます。その際、道を進み丘の上の事務所に行くことを告げられます。

 

事務所の建屋

 

建屋内でツアー開始を待ちます。屋内にはゼッケン、優勝トロフィーが展示されています。

こちらはLIFE IS GOODのトロフィー(BCダートマイル、ホイットニーS)

 

ツアーの様子

ツアーはお決まりの牧場紹介動画からスタートです

 

ガイドの方から説明を受けた後中に通されて、いきなりライフイズグッド(G1:4勝)と対面

2022年キーンランド競馬場でのブリーダーズカップで見たとき以来です。

 

何と、このライフイズグッドに触らせていただくことができました(マジ感動…)

気性が落ち着きのある馬なのでしょうか、参加者が触れて写真を撮っても全く動じる素振りを見せることはありませんでした。

 

種牡馬を間近でみられたのはこのライフイズグッドのみで、その他の種牡馬は厩舎の扉から顔を覗かせたところを見せていただきました。

 

ガイドの方からすべての馬の競走実績、種牡馬実績、特徴などを説明していただけます

 

以下、一部を紹介いたします。

スパイツタウン(G1:1勝 BCスプリント)

この馬は少しイライラしている様子でずっと舌を出していました

 

ティズナウ(G1:4勝 BCクラシック2勝、サンタアニタH、スーパーダービー)

ティズナウが勝った時のスーパーダービーは当時G1。その後降格から休止に至ったレースですが、2023年に同じルイジアナダウンズ競馬場でリステッド競走として復活しています。あのサンデーサイレンスの勝ったレースでもあります。

インプロバブル(G1:2勝 オーサムアゲインS、キャッシュコールフューチュリティ)

 

コンスティテューション(G1:2勝 ドンH、フロリダダービー)

ドンHは一時期世界最高賞金のレースとして有名になったペガサスWCとしてリニューアルされているレースです(今は違います)。

 

グローバルキャンペーン(G1:1勝 ウッドワードハンデキャップ)

 

途中で種牡馬厩舎から種付け場へ移動します

 

ここで種付けの説明を受けます

床は馬がケガをしないように柔らかい繊維素材になっていました

 

再び種牡馬厩舎に戻ります

顔は出してくれませんでしたがヨシダ(G1:2勝 ターフクラシックS、ウッドワードS)です。生産は日本のノーザンファームでハーツクライ産駒です。

ガイドの方もやはり父父のサンデーサイレンスについてもふれており、日本の競馬の大きな変革をもたらしたようなことを言っていました(多分…)。

 

カントリーグラマー(G1:2勝 ドバイWC、ハリウッドゴールドカップ)

このカントリーグラマーは直近まで走っていました。日本馬ウシュバテソーロの勝ったドバイWCでは1番人気だった記憶もありますが…。

 

以上がウインスターファームの牧場見学の様子でした。

 

P.S.

このツアーの目的は種牡馬見学だった為、集合した事務所、同じ建屋内の種牡馬厩舎、種付け場だけでこの広大な牧場をほとんど歩くことなく終わってしまいました。

 

種牡馬見学以外のツアーも行っている様なので、そちらに参加すればもっと牧場の様子を見ることが出来るかもしれません。そう言う意味では最初に間違えて入ってしまったトレーニング場を少し見れたのは良かったのかも…。

 

牧場の風景写真