【Gun Runner】スリーチムニーズファームの見学 (Three Chimneys Farm)

ケンタッキーの牧場見学第4弾、スリーチムニーズファーム(Three Chimneys Farm)の様子を紹介したいと思います。

 

目次

 

スリーチムニーズファーム

1972年にクレイ氏によって設立された種牡馬の繋養と競走馬の繁殖を行う牧場。過去にはアメリカ3冠馬シアトルスルーをはじめ、後に日本に輸入されたシルバーチャーム、チーフズクラウンなどを種牡馬として繋養している。2024年現在は古馬になって数多くのG1に勝利したガンランナーなどを所有。

 

ロケーション

競走馬生産の盛んなケンタッキー州レキシントンにあり、キーンランド競馬場からは車で10分程の立地。周辺はサラブレッドの生産牧場だけでなく、牛などの生産農場も多い。

 

牧場の近くに菜の花が美しく咲いている場所に出会うことが出来ます。

 

牧場見学予約方法

牧場見学には事前予約が必要で、下記サイト(VISIT HORSE COUNTRY)の"BOOK YOUR TOUR""TOURS BY MEMBER"から予約を行います(料金はサービス料込みで$23)。ツアーは期間限定で2024年は4月と10月に実施。

visithorsecountry.com

 

見学ツアーの様子

牧場に到着し駐車場に車を停めたところで関係者の方がツアー参加者の確認を行う。日本人で珍しかったのかいろいろ質問を受けた。どこから来たのか?アメリカに住んで何年?英語は喋れるか?(ツアーは英語で行われるので結構重要)など…。

 

他にも競馬関係の仕事をしているのか?とか、違うと言うと、競馬は好きか?など…(普通に考えれば競馬関係者か相当な競馬好きで無い限り、一人で海外の牧場見学に来るやついませんがね…)。競馬は大好きだと答えると、コントレイルイクイノックスなど日本の馬の名前を言ってくれました。さすがこのレベルの馬はアメリカの牧場でも十分に認知されているようです。

 

参加者が全員集まったところでツアー開始。この日の参加者は20人弱でしたが、いつもより少ないとのこと。

 

まずはツアーの目玉である種牡馬展示に向かいます。途中にガイドから牧場の歴史について話を聞きますが、話のメインはかつて繋養されていたスアトルスルーと牧場の発展について。

あと現在繋養されているガンランナーについても話で触れられます。訪問したのは4月中旬でしたが、ちょうどその1週間前にガンランナー産駒のシエラレオネがキーンランド競馬場で行われるケンタッキーダービートライアルのブルーグラスS(G1)を勝利したところでした。私もレースの映像は見ていましたが、シエラレオネがガンランナー産駒だったことまではチェックしておらず…。

 

種牡馬厩舎に到着し、いよいよ展示開始…

ヴォラタイル(G1:1勝 アルフレッド・G・ヴァンダービルトハンデキャップ)

 

ガンランナー(G1: 6勝 BCクラシック、ペガサスWC、ホイットニーS 他…)

 

ファンタスティック(G1:1勝 ユナイテッドネーションズS)

 

スカイメサ(G1:1勝 ホープフルS)

本牧場に繋養されている種牡馬は上記4頭

 

過去繋養されていた種牡馬のプレートが残っていました

 

種牡馬展示後はその他施設の見学を行います

こちらは当て馬を合わせる施設

 

種付け場

一日に3回ほど行われるようです

 

ウォーキングマシーン


種牡馬の放牧場


シアトルスルーの像

牧場施設の中央にあります。やはりこの牧場の歴史にとって欠かすことの出来ない存在なのでしょう…

 

記念撮影もしてくれます

 

ツアーの最後はかつて繋養されていた馬のお墓

 

以上がスリーチムニーズファームの見学ツアーの様子でした。

全行程約1時間のツアーで、やはりガンランナーの展示がメインとなります。もしガンランナーが居ないとなると少し寂しいツアー内容にはなってしまうと思いますが、牧場の風景は素晴らしいものでした。

 

P.S.

4月の小春日和の牧場はなんとものんびりしていて、すべての風景が美しく見えました。ツアーに参加しない限り牧場に来ることは出来ませんが、この風景を見ているだけでも心が癒さるので、牧場の見える良いスポットを探しに行きたいと思います。

 

以下、牧場で撮影した風景です

 

下記は先回訪問にしたジョナベルファームの記事になります

essentialquality.hatenablog.com