バーボントレイル第8弾ということで、日本でおなじみジムビームハイボールで有名なジムビーム蒸留所の様子を紹介します。
過去のバーボントレイル#7の記事はこちらから
essentialquality.hatenablog.com
目次
ジムビーム蒸留所
トウモロコシ農場の開拓者であったジェイコブ・ビームによって1795年にはじめてのウイスキーが販売されたのがはじまり。以降親族にウイスキー製造は受け継がれ、鉄道網発展にともないう蒸留所の移転や蒸留工程の改良が行われ、1894年、James Beauregard Beamに蒸留所は引き継がれる。1900年代初頭にかけてバーボンはさらに成長したが、1920年に施行されたアメリカ合衆国における禁酒法によりウイスキー事業はすべて停止された。1933年、禁酒法が廃止されるとケンタッキー州クレルモントに蒸留所を再建。1935年にJim B. Beam Distilling Companyとして再設立され、そのバーボンをジムビームの名で販売される。2014年、サントリーホールディンクス株式会社により買収され、以降ビームサントリーとして売上世界No.1バーボンの生産が行われている。
ジムビーム蒸留所のロケーション
ジムビームの本拠地があるはルイビル市内から30分ほどのところ。基本ここで見学ツアーが行われる。それ以外にもBOOKER NOE PlantやOld Grand-Dad Plantなどが同じケンタッキー州にあるが2024年現在、見学ツアーなどは行われていない模様。
蒸留所のツアー
プラント見学や試飲などの各種ツアーが行われている。予約は蒸留所のH/Pから行うが、予約無しでもツアーに空きがあれば、当日参加出来る。予約有無にかかわらず、現地に到着したらまずビジターセンターのカウンター(下の写真)に行きツアーの受付を行う。
私が参加したのはMaturation Matters Warehouse Tour ($20)という熟成倉庫だけを見学するツアー。2024年現在はこのツアーは行われていない(今思うと、生産プロセスを見ることが出来るツアーがありながら、なぜ熟成倉庫だけを見学するツアーを選んでしまったのか…)。
蒸留所のH/Pリンク
さすがサントリーの資本が入っているだけありH/Pの言語を日本語選択することが出来る。
見学ツアーの様子
ビジターセンター前の広場からシャトルバスに乗るところからツアー開始
バス内ではガイドによる簡単なツアーの概要説明が行われる。
1~2分バスに乗ったところで目的の熟成倉庫に到着。それにしても壮大…
ひんやりとした熟成倉庫の中を進む。
一番奥に進んだところでウイスキーの熟成、熟成倉庫についての説明が行われる。
このクレルモントの敷地内だけでも800,000バレルが貯蔵されているのはさすがの規模…。
エンジェルズシェアの説明。
それにしても所狭しと置かれている倉庫内の景色は壮観…。
日本語の書かれた樽も…
熟成についての一通りの説明が終わると、倉庫内での試飲タイム。この樽はジムビーム銘柄として出荷されるものらしい(多分白ラベルのあれですね)。
まずは熟成前のニューポットから
次は熟成中のウイスキー。参加者によってサンプリングが行われる。
この試飲でツアーは終了。全体を通して30分弱の工程でした。
この後ビジターセンターへバスで戻りショッピングタイム。
日本ではなかなかお目にかかれないウイスキーも売られています。
お土産にベイゼルヘイデンの”レッドワインカスクフィニッシュ”を購入してみました。
以上がジムビームの熟成倉庫見学ツアーでした。
やはり熟成倉庫だけの見学ではちょっと物足りない感じは否めませんでしたが、この巨大な倉庫建屋に入ることができたのは良い経験でした。もう一度訪れるチャンスがあれば、生産工程が見られるツアーにも参加してみたいと思います。
P.S.
敷地内にはレストランもあるので、ウイスキーを飲みながらの食事も出来ます。
さいごに敷地内で撮影した写真を何枚か…