テネシーウイスキートレイル第7弾ということでナッシュビルにあるコルセア蒸留所を紹介します。
テネシーウイスキートレイル#6の記事はこちらから
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目次
コルセア蒸留所
テネシー州ナッシュビル市内に本社とマラソンビレッジの2拠点でスピリッツとクラフトビールを製造する蒸留所。2008年にケンタッキー州ボーリンググリーンで操業、2010年からはナッシュビル市内のマラソンモーターワークス跡地であるマラソンビレッジに移転しウイスキーの蒸留を開始。2016年には本社工場を開設したことでより大規模での生産体制を整えた。同じくしてスピリッツの蒸留を行っていたマラソンビレッジではクラフトビールの醸造を開始。材料も地元産のものを使用しており、ナッシュビル出身の創業者の思いが込められる。なおコルセアは禁酒法以降はじめてテネシー州で操業されたクラフト蒸留所でもある。
マラソンモーターワークス
1900年代初頭にナッシュビルに存在した自動車会社。現在はその工場跡地が観光資源として活用され、コルセア蒸留所をはじめ、アンティークショップ、衣料品店、ギフトショップ、ライブ会場など様々なカテゴリーのテナントが入居している。ジャックダニエル、テネシーレジェンド蒸留所のアンテナショップやバーなどもあり、お酒の楽しめるテナントも多い。
昨年、マラソンモーターワークス跡地をメインにテネシーレジェンド蒸留所について書いているので、よろしければこちらもご覧ください。
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蒸留所での試飲
マラソンモーターワークス建屋の一番右端(東端)に位置するのがコルセア蒸留所。クラフトビール楽しめるタップルームとスピリッツを試飲出来るテイスティングバーが分かれて配置されている。
今回はスピリッツを求めての訪問であったので、テイスティングバーのほうへお邪魔してみました。
テイスティングは5種類で$11(1種類からでも試飲可)で、ジン、ラム酒、バレルド(樽熟成)ジン、ライウイスキー、ウイスキー。各コンペティションにおいて多くの受賞歴があるスピリッツが楽しめる。
チェイサーと一緒に写真左のアメリカンジンから順番に提供。
それぞれのスピリッツの特徴についてバーテンダーから説明を受けながらの試飲。
一番特徴的で美味しく感じたのが、バレルドジン。使われているボタニカルは通常のアメリカンジンと同じ(ジュニパーベリー、オレンジピール、他)だが、蒸留後にラム酒の樽で3か月間熟成が行われているもの。ラム酒樽の香りが加わり、通常のジンより複雑で香り豊かな仕上がりになっている。
先ほど紹介した5つのスピリッツに加え、ウォッカ、ブランデー、アブサンなども試飲出来る。
タップルームの様子
こちらは物静かなテイスティングバーとは違いかなりの賑わい。現地で醸造されるクラフトビールを楽しめるのはうれしい。ビールの他、カクテルやピザも提供される。
こちらはまた別の機会に訪れてみることにします。
ギフトショップ
テイスティングバーに併設されるギフトショップ。蒸留所ブランドのアイテムが並ぶ。
さまざまな蒸留所で良く見かけるバーベキューソース。購入した経験はないが、スピリッツの風味が楽しめる代物なのでしょうか?
蒸留所ツアー
蒸留所ではツアーも行われており、当日現地での申し込み可。H/Pから事前予約も出来る。週末は1日5回、平日は4回のツアーが組まれているが、特に週末は予約で埋まることもあり、H/Pからの事前予約が推奨。試飲込みで1時間のツアーとなるが、稼働中の工程を見れる訳では無さそうなので、テイスティングがメインの模様。ツアー料金は$18。本社でもツアーが行われているが、こちらが熟成工程、ボトリング工程なども見学出来るとのこと。
以上がコルセア蒸留所の紹介でした。
マラソンモーターワークスへは再訪という形でしたが、歴史を感じるこの建屋は本当に趣深いです。お酒関係無しにナッシュビルに訪れた際はここを訪れることをお勧めします。
最期に、マラソンモーターワークスを撮影した写真をお届けしたいと思います。