バーボントレイル第7弾ということで、エライジャクレイグで有名なヘブン・ヒル蒸留所を紹介します。
バーボントレイル#6の記事は以下から
essentialquality.hatenablog.com
目次
ヘブン・ヒル蒸留所とは
ケンタッキー州バーズタウンにある第2位のバーボンウイスキーの生産規模をほこる蒸留所。1935年にシャピラ5人兄弟により操業開始(1935年というとアメリカ合衆国における禁酒法時代が廃止された後)。ヘブン・ヒル蒸留所の名はその土地の所有者であったウィリアム ヘブンヒルから。1996年に落雷により蒸留所が消失してしまうが、1999年にルイヴィルのバーンハイム蒸留所を買収し操業を継続。その後、バーズタウンに再建されたのが、現在のヘブン・ヒル蒸留所。ヘブン・ヒル社として様々な銘柄が生産されているが、その中でも有名なのが、エライジャクレイグ、エヴァンウイリアムス、I.W.ハーパーなど。
蒸留所のロケーション
ルイヴィル、レキシントンから車で約1時間、ケンタッキー州を横断するブルーブラスハイウェイのEXIT25から5分ほどとアクセスが良い。周辺にはWalmartもあり人も結構住んでいる地区。
蒸留所のツアー
4つのテイスティングツアーが選択できます。内容は蒸留所を紹介するムービーの視聴、テイスティングおよび展示室見学(ガイド無し)。実際の発酵、蒸留の工程を見学出来るツアーはH/Pの説明を読む限り無さそう…。ツアーの予約は蒸留所のH/PのVISIT USから行います。
一番安いツアーで$18から。一番高い$40のツアーでは購入したボトルをカスタマイズできる様です(詳細不明)。
ツアーの様子
写真はツアー手続きのカウンター。私はH/Pから予約して行ったが、カウンターにツアー料金が書かれていることを考えると、予約無しでも参加出来そう。
手続きが終わると、ウイスキーを試飲させてもらえる。ウェルカムドリンクといったところでしょうか。
ノーマルなウイスキーとフレーバードウイスキーが数種類ありました。フレーバーウイスキーをミックスして飲むのが推奨ということで、私もアップルとベリーをミックスしたものをいただきました。
ツアーの始まり
熟成樽の形をしたシアター前からツアー開始。
樽型シアターの中
ここで数分間の蒸留所紹介の映像を見ます
動画が終わるとテイスティングルームへ移動
$18のツアーは5種類のテイスティングが出来る。ヘブン・ヒル蒸留所のマッシュビルは5種類あるので、それらすべてを試飲出来るというのがコンセプト(プレミアムなものは無く、スタンダードなウイスキーのみ)。
$25のツアーではプレミアムバーボンの試飲が出来るようです。
試飲は手前のウイスキーからガイドの説明を聞きながら行う。ガイダンスでは蒸留所についての説明も合わせて行われる。ガイドによるとヘブン・ヒルの年間生産能力は90万樽とのこと…さすがですね。敷地周辺には醸造倉庫がそこら中にありました。
銘柄説明ですが、基本英語で良く分かりませんでしたが、エライジャクレイグは何となく知っていたので、英語でも分かりやすかった…。
3番目がエライジャクレイグ、4番目がエライジャクレイグ ライ、この間にチョコレートを食べることを推奨されます。スパイシーなライウイスキーはチョコレートと相性良いのでしょうか…。
今回初めて飲んだのが、5番目のMellow Corn。通常バーボンは原料の51%がコーンと定義されているが、Mellow Cornは80%以上がコーン(コーンウイスキーに分類)。正直一番飲みにくかった…。
写真右から順番に試飲しました
ツアーはすべての試飲が完了したところで終了(全工程45分)。
最後にギフトショップでお土産が購入出来ます。
お土産に日本であまり見かけないFive Brothers (90Proof) という銘柄を購入。
お値段$79.9とお高かったです…
以上がヘブンヒル蒸留所のツアーの様子でした。
事前にH/Pをよく読まず予約してしまった為、当日ウイスキー生産工程が見れないことが分かったときは残念でした。H/Pには3Dツアーもあるので、そちらで工程見学したつもりになりたいと思います…。
ちなみにヘブン・ヒル蒸留所はDSP KY-1 (Distilled Spirits Plant Numbers) です。