デュエリング グラウンズ蒸留所【バーボントレイル#2】

デュエリング グラウンズ蒸留所(Dueling Grounds Distillery)の見学

 

ケンタッキー州の中南部にあるデュエリング グラウンズ蒸留所を訪れてみましたので、その様子を紹介してみたいと思います。

 

内容

 

1. デュエリング グラウンズ蒸留所とは

ケンタッキー州中南部のフランクリンという町(テネシー州との州境)にあり、オーナー経営の非常に小さなバーボンウイスキーの蒸留所です。原料の調達から、蒸留、熟成、瓶詰、出荷までを一連で行っています。

www.duelinggroundsdistillery.com

 

外観は蒸留所というか田舎のレストランを思わせる佇まいで、現地に到着した際も”本当にここであってる?”と再確認してしまったほどです。

建屋に入ってみると、やはり雰囲気はレストランで、先客がピザとお酒を楽しんでいました。店内には軽食やお酒のメニューも掲げられています。

 

www.google.com

 

2. 蒸留所の見学について

見学の予約は事前に蒸留所のHPからネット予約しました。約42分のツアーに試飲も含まれており料金は$12です。前日予約可能で、1時間おきに一日数回のツアーが組まれています。

予約が完了すると、事前に登録したEmailアドレスに予約確定のメールが来ます。カウンターでそのメールを見せると店員も見学のお客さんだなとすぐに分かってくれたので、英語の苦手な私には便利です。

当然ですが、飲酒は20歳未満は不可なので、IDカードの提示を求められます(運転免許証またはパスポートなど)。その後試飲出来るお酒のメニュー表を渡され、その中から4種類を選ぶように言われます。見学ツアー完了後にそのセレクトしたお酒を試飲出来ます。

 

さらに飲み物も1つ選ぶように言われ(アルコール、水、ジュースなど)、見学前または見学中に飲むことが出来ます。私はビールを選択しました(多分別料金では無いと思いますが…)。

 

3. 蒸留所ツアーの様子

蒸留施設はレストランの奥にあります。当日のツアーは私含めて8名での見学になり、オーナーと思われる方が説明してくれました。ウイスキーに使っている原料のこと、歴史、製造方法などかなり細かく説明されていました(あまり聞き取れませんでしたが…)

この写真は原料について説明している様子です。トウモロコシは地元のものを使用しているようです。

 

こちらは当日に蒸留したウイスキーが貯められている様子です。流れている未熟成のウイスキーそのものをなめさせてもらえるのですが、トウモロコシと麦の穀物感をダイレクトに感じられおいしかったです。

 

その後、熟成、瓶詰、出荷まですべての工程を説明してもらいました。この蒸留所のウイスキーは4年熟成で、昨日出荷したものも最高の出来であったと語っていました。

 

4. テイスティング

蒸留所見学の後は試飲タイムです。私はバーボンウイスキー2種類(この蒸留所で生産されている商品は2種類だけです)とジン、カクテルをそれぞれ1つ選択しました。嬉しいことに、小さなおかしまでついてきます。

私はウイスキー初心者なので残念ながら批評は出来ませんが、とてもおいしいウイスキーでした。

 

5. 感想

とても小さな規模の蒸留所ということもあって、とても家族的な雰囲気が伝わってきて、非常に心地よいツアーでした。

ここのウイスキーはケンタッキー州とインディアナ州、テネシー州の一部にしか出荷されていないのでかなりマイナーなブランドです。だからこそもし機会があれば現地を訪れていただき、是非この味を楽しんでいただければと思います。