スティッツェル・ウェラー蒸留所【バーボントレイル】

スティッテェル・ウェラー蒸留所の見学

サンクスギビング休暇を使ってケンタッキー州ルイビルにあるスティッテェル・ウェラー蒸留所(Sitizel-Weller Distillery)を見学してきたので、その様子を紹介したいと思います。



目次

1. スティッテェル・ウェラー蒸留所とは

1935年に設立されたバーボンウイスキーの蒸留所で、ルイビス市街の西側、ケンタッキーダービーで有名なチャーチルダウンズ競馬場にほど近いところにあります。正しくは旧蒸留所で、1992年に閉鎖されているため、現在は蒸留所跡地を見学する施設として活用されています。このスティッテェル・ウェラー蒸留所、1972年にウイスキー人気低下によりオーナーが変わっているのですが、その時社名もオールド・フィッツジェラルド蒸留所に変わっております。工場の中央に大きな煙突が立っているのですが、そこにもOLD FITZGERALDの白い文字が大きく残されています。

その後も何度かオーナーが変わっているみたいです。生産の続けられていたオールド・フィッツジェラルドブランドも1992年の蒸留所閉鎖に伴い、ルイビル市内にあるディアジオのバーンハイム蒸留所に生産移管されましたが、一部ブランドについてはこの敷地内で熟成がし続けられていたそうです。オールド・フィッツジェラルドブランドは現在、ヘブン・ヒル社により生産、販売されています。

2. 見学の様子

見学は事前にスティッツェル・ウェラー蒸留所のサイトよりオンライン予約します。料金は$25で、約1時間のコースになります(1日4回ほど行われています)。

www.stitzelwellerdistillery.com

当日はリックさんというおじさんが、会社と工場の歴史、建物の説明、蒸留設備の説明などを行ってくれました。残念ながらすべて英語での説明になります。私は英語が達者では無いのでわかる範囲で頑張って聞きましたが、少ししか理解できず…。私以外は全員アメリカ人の様で、ユーモアのある説明だったらしく、時々笑いもこぼれていました(私には全く分かりませんでした)


こちらは蒸留釜になるのでしょうか?VENDOME社が作った設備なのですが、かなり自慢げに語っていましたね…。

 

次は蒸留所に来るときに一番気になった建屋に入ります。車からこのさび付いた色を見た瞬間、廃墟?と思ってしまいました。蒸留所自体が少し市街地から離れた寂しい場所になるので、どこかのスラム街に間違って来てしまったのではないかと、敷地に入る前は本気で心配してしまいましたが、実はウイスキーを熟成させるための施設でした。

 

少しひんやりと感じる建屋の中では熟成中のウイスキーの樽が積み上げられています。

 

古い建物が大好きな私にとっては何とも素晴らしく感動です。

3. テイスティング

工場見学が終わると最期はウイスキーのテイスティングになります。今回は4種類を試飲すことが出来ました。

 

リックさんが各々のウイスキーの特徴を説明してくれました。私自身ウイスキー初心者なので、それぞれの違いをうまく説明は出来ませんが、熟成樽の良い香りをウイスキーから感じられました(一つ目はシングルモルトと言っていたかな?かなりきつかったです…。私は3つ目のものが非常に飲みやすく好きでした…ブランド名不明)

 

4つ目はBLADE AND BOWでした

 

感想

短い時間でしたが、十分楽しめました。現在稼働中の蒸留所では無いので、生産中の様子が見たいという方には不向きです。ただウイスキー初心者の私は、今後ウイスキーにはまりそうで怖いです。早速今日にでも酒屋にウイスキーを買いに行きたいと思います。